皆さま、大変ごぶさたしております、つくつくです。
突然ですが、農業に関わりがある方なら、一度はこの人の名前を耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。
無農薬栽培の「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則さん。
わたしも新規就農研修の研修が始まる前、図書館で本を借りて読みました。
|
(はじけんばかりの木村さんの笑顔が素敵なこの本です)
で!包み隠さず、読後の感想を言ってしまえば、「んーーーーん…無農薬でりんご作ろうって発想、そもそも無理あるくない?」というものでした。
今わたしたちが食べているりんごは、もともとアメリカから渡ってきたもので、さらにたどれば中央アジアのコーカサス地方原産の果実だとされています。
農薬散布ありきで品種改良されてきたりんごを、無農薬で栽培するのってナンセンスなのでは…と、どうしても思ってしまうわけです。(環境への負荷がどうこうという議論は別として、です。わたしも心情的には無農薬を支持したいです)
で、その木村さんに会ったことがある人と最近お話する機会がありまして、わたしの見解を伝えてみました。すると、返ってきた答えはこうです。
「そうそう、その通り!でも、そういう一般論は通用しないんですよ、あの人には」
いつもにこやかに笑っていて、お酒の場で話し始めたらもう止まらない、というイメージ通りの人らしいです、木村さんは。
で、会えばわかる、と。理屈抜きで「この人は本物だ」ということが。
そう話してくれたお相手が、信頼に足る人物なので、なんとも説得力のある言葉でした。もしかして、りんごが奇跡的な産物なんじゃなくて、木村さんが奇跡的な存在なんでしょうか。
皆さん、どう思いますかね。青森県やその近辺の方々は、どのような意見お持ちなのか、聞いてみたいものです。