きょうは、農業研修中に忘れてはならない節税の基本をお伝えします。
といっても、方法はとても簡単で、研修のために使った作業着代、交通費、授業料といったものをきちんと把握しておき、領収書など証明できるものを取っておくだけです。
なぜかというと、これらの費用は確定申告するときに「経費」として計上できるから。
農業研修を始めるに当たり、作業着や靴、手袋など必要なものが次から次へと出てきて、最初は出費がかさみます。
せっかく経費として扱えるのに、それを知らずにレシートを捨ててしまうと、必要以上に税金を納めなくてはならなくなってしまいます!
本当に簡単ですので、今のうちから基本を押さえておきましょう。
農業研修の「経費」って?
もしかしたら、サラリーマンをしている人にとっては、「経費で落とせるって言っても、結局は自腹を切るわけでしょ」と思うかもしれません。
というか、わたしはそう思っていました😐
まず前提からお話しますと、農業研修生も国の補助金(農業次世代人材投資資金)をもらっている場合、確定申告をしなければなりません。
《関連記事》
確定申告では、1年間の所得から納税額を算出します。その所得はというと、「収入ー経費」で計算します。
ですから、収入が同じ金額でも、経費が高ければ所得は低くなり、納税額も低くなるわけです。
所得が低いことは喜ばしいことではありませんが、実際にかかった経費を計上しなければ、税金を余分に納めることになってしまいます。
ですから、「これは経費になりそうだな」という感覚を日頃から持っておく必要があるんです。
作業着代もバカになりません
わたしたち夫婦が実際に購入したもののうち、最も大きな出費は作業着代でした。
作業用の手袋や日よけの帽子のほか、上下の作業着は少なくとも必要でしょう。
寒さが厳しい冬には、屋外の作業にも耐えられるズボンなどを買い足しました。
他には、農業や簿記について勉強する書籍代、遠方の研修先に出掛けた際にかかった交通費などがありました。
経費として計上するものは、領収書やレシートなどを取っておくようにします。
普段の買い物感覚で、レシートをぽいっと捨ててしまわないように気を付けましょう。
レシートは種類別に整理を
領収書は、「作業着代」「書籍代」「交通費」といった種類別に封筒などに入れて分類しておくことをおすすめします。
経費を計算するのが面倒だという方は、クラウド会計の利用がおすすめです。
《関連記事》
レシートを見ながら、日付・科目・摘要・金額を入力していくだけで、自動で計算してくれます。
事前に科目別に分類してあると、この入力作業がスムーズに進むわけです。
わたしが参考にした本はこちら
わたしは、新規就農を志した際に、 こちらの本を読みました。
【フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。 】
【 経費で落ちるレシート・落ちないレシート】
どちらも、非常に分かりやすい上に、さくさく読めちゃうのでおすすめです。
お読みいただきありがとうございました😊
新規就農にまつわるさまざまな疑問にお答えする 「新規就農Q&Aシリーズ」へはこちらからどうぞ:《新規就農Q&A》 カテゴリーの記事一覧 - しょぼい農業で生きていく
「〇〇について教えてほしい」というリクエストがあれば、コメント欄に記入いただくか問い合わせフォームにてお寄せください。答えられる範囲でお答えします。