きょうも、また、負けました。
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意志の強さでは自信があるわたし。どうしてなんでしょう。お風呂でシャワーを浴びているときだけは、かゆみに負けてしまいます。
それで、お風呂場を出てから、後悔する。この繰り返し。
とにかく、悔しい。自分に負けたことが。だから、治したい。けど、治らない。
苛立ってもだめなんです。また、かゆくなるだけだから。頭を冷やして、考えてみます。努めて、冷静に。冷静に。
掻きたくなくても
そもそも、掻きたくないわけです。
一度、皮膚を傷つけると、バリアーが薄くなっちゃうわけで。夜中に無意識のうちにボリボリやっていると傷になります。
そうすると、なかなか治らない。完全に負のスパイラルに突入します。
だから、せめて、自分の意識がある(=起きている)うちは、掻きたくない。
ふと、ボリボリやっていることに気が付いたときには、はっと我に返って手を止めます。普段はそれができるんです。
でも、ダメなんです。お風呂に入っているときは。
浴槽につかっていると、血行が良くなって、よけいにかゆくなるので。最近はもっぱら、シャワー派でした。
でも、結局、かゆくなるんですよね。シャワーのお湯のあたたかさと肌への心地よい刺激があだとなっている感じがします。
かゆみに耐えるという観点で言うと、この心がやすらいだ状態が、完全に裏目に出ます。
「掻きたいんなら、掻いちゃえ~👿」という衝動に駆られるんです。というか、実際にはそんな葛藤もないまま、手が勝手に動き始めてしまうという感じ。
そうなると、アウトです。止まらない。我慢していた反動もあるんでしょう。ひどく掻きむしってしまうんです。
しばらくして理性を取り戻し、シャワーを冷水にすると、かゆみは消えます。
「1歩進んで2歩戻る」の繰り返し
どうしたらいいんでしょうね。正直、自分自身、迷子になっています。
「掻くことへの依存こそが問題だ」「依存を断ち切る強い心を持つんだ」と、精神論で乗り切ろうとしてきました。
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でも、改善➔悪化➔改善➔悪化…という繰り返しで、嫌になります。
数日間、肌の調子をいい状態に保てても、一度、かきむしってしまうだけで、台無しです。
1歩進んで2歩戻るという感じ。これが、つらい。本当に、つらい。
治らない病気と向き合うこと
この記事は自分自身との対話です。けっして同情してもらおうと思って、書いているわけではありません。(わたしが書くアトピーの記事を読んで、気にかけてコメントを下さる方には、心から感謝しています)
きっとわたしのアトピーは、言ってしまえば体質なので、完全に治ることはないんだと思います。
ようは、心の持ちようなんでしょう。自分の精神をコントロールして、上手に付き合っていかなければなりません。
だからこそ、しんどいんだと思います。
時にかゆみに負けて、治らない病気なんだと思い知らされる。その現実を受け入れて、また立ち上がり、自分にできることをする。
結局、できることしかできないんです。
人生と似てますよね。理不尽でも、仕方ないんです。
治らない病気と向き合うことって、そういうことなんだと思います。なんと、つらいことか。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
少し、頭の整理ができました。