幼少期から大人になるまでアトピーと格闘してきたわたし。
「最近、よくなってきたな」と思っていたら、夜寝ている時に掻きむしってしまい、かゆみを耐え忍んできた日中の努力は水の泡…という繰り返しでした。
見かねた妻が掻き壊しを防ぐための対策を考案してくれました!
その方法がこちら。
爪にコットンを当ててから、不織布テープで包むことで、たとえ掻いてしまっても、皮膚に与えるダメージを抑えてくれます。
今やこれがないと、安心して眠れません
以下、詳しい方法をご紹介させていただきます。
※【おすすめ】綿の手袋をはめてテープで固定する【決定版】を追記しました(2019年12月8日更新)
- 夜寝ている間に掻いちゃう…これが一番厄介!
- 詳しいやり方を紹介します
- ボリボリ掻く不快な音もなくなります
- 最大の欠点は、めんどくさいこと ※2020年1月18日更新
- お読みいただきありがとうございました😊
夜寝ている間に掻いちゃう…これが一番厄介!
アトピー歴ベテランのわたしは、日中は相当かゆみを耐えることができます。(自慢することじゃないですが…)
時には、仕事や人間関係で強いストレスがかかったり、やらなくちゃいけないことがたまってイライラしたり…といった理由で発作的に掻いてしまうことはありますが。
問題は、夜寝ているときです。
妻によると、夜寝ているときに、ものすごい勢いで掻きむしっているそうなんです。
日中かゆみに耐えている反動もあるのか、ひどいときには両手の爪を立てて、ボリボリボリと掻きむしるらしいのです。
隣で寝ている妻からしたら最悪ですよね。かといって、自分では止められない。
妻がたたき起こすと、いったん掻くのをやめるらしいんですが、再び眠りに落ちるとまた掻き始めるそうです。(わたしはまったく記憶にありません)
そこで、いろいろと試してみました。
①靴下を手にはめて寝る
そっこー外しました!(そりゃ、そうだ)
失敗です。
②筒状の段ボールを両腕にはめて寝る
インターネットで調べたら、こんな方法が出てきたので、やってみました。
しかし、これまた、器用に外しちゃいました。(子どもの頃から手を背中に回して掻いていたので、肩の関節がとっても柔らかくなっているんです。皮肉なことに、体は硬いのにもかかわらず!)
これも、失敗です。
③すべての指にコットンを貼り付けて寝る
これが、冒頭に紹介した、妻発案のアイデアです。寝る前に四角く切ったコットンを用意して、一本一本テープで貼り付けるので、かなり面倒ではあります。
ただし、これが一番効果がありました。
詳しいやり方を紹介します
- コットンは妻が化粧用に使っているものを使っています。指が覆うほどの大きさ(1センチ四方くらい)にカットして、それを10個用意します。
- テープは、マツモトキヨシの「不織布テープ」(ムレにくいやわらかテープ・25㍉幅)というのを使っています。
これをコットン片の2倍くらいの長さに切り、同じく10個用意します。
- 指の爪の部分にコットン片を当てるように、それぞれテープを貼っていきます。
- かなり不気味な見た目ですが、これで完成です。
ボリボリ掻く不快な音もなくなります
夜の掻き壊しは、以前と比べて、かなり改善されました。そして、隣で寝ている妻からも、「ボリボリ掻く音がしなくなった」と好評です。
しかし、ある朝。猛烈な勢いで掻きむしったせいか、人差し指のテープが破れている日がありました。ほんと自分で恐ろしくなります。
人差し指だけコットンにセロハンテープを貼ることで対策しています。「きょうは夜、掻いちゃいそうだなー」と、嫌な予感がしたときだけ貼り付けています。
実感から言って、大人のアトピーは「掻き癖」が体に染みついてしまっていることが問題のように思えます。
今のところ一進一退ではありますが、いつか必ず良くなると信じて、この方法を続けてみようと思います。
最大の欠点は、めんどくさいこと ※2020年1月18日更新
この方法は、これまで試したどの方法よりも効果があるのは確かです。ただし、最大の欠点は、準備に手間がかかってめんどくさいことです。
「よし、そろそろ、寝ますか~」ってときに、上のような作業をするのは、結構なえます。
それで、皮膚科の先生に相談したら、いいアイデアを教えてくれました!
【おすすめ】綿の手袋をはめてテープで固定する【決定版】
用意するのは、こちらです。
「なんだ。結局、手袋か」。わたしも試してみたことがあったので、そう思いました。肝心なのは、寝ている間に外れてしまわないようにする方法なんです。
じゃん!
たったこれだけ!手首の部分に、上で紹介した不織布のテープを巻いています。
柔軟性のないテープで手首の周りをぐるりと一周巻くことで、こぶしの部分で引っ掛かるという仕掛けです。この方法、めちゃくちゃ簡単です。
わたしは、人差し指と中指については、従来通りの方法でコットンを付けて保護してから、手袋をはめています。(たとえ手袋越しであっても、力を入れてボリボリ掻くと、肌を傷つけてしまうので)
残念ながら、この方法にも欠点が
ですが、この方法、欠点が一つあります。それは、綿の布で強くこすると、肌が傷ついてしまうことです。
手袋を使うかどうかは、手袋あり・なしの両方を試した上で、ご自身にあった方法を選んでもらうといいと思います。
わたしも、試行錯誤を重ねながら、継続しています。何の対策もしないで寝るよりは、ずいぶんと症状は落ち着きました。
良くなったり、悪くなったりの繰り返しで、気持ちが滅入るときもありますが、自分の体と上手に付き合っていくつもりです。
一緒にがんばりましょう!
お読みいただきありがとうございました😊
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《こんな記事があります》
掻き癖をなんとしても直してやるぞ!という強い意志をお持ちの方は、ぜひとも、お読みください。「掻き癖も依存症の1つ」と考えて、改善につなげるアプローチです。
www.syoboi-nougyou.com