9月にブログを始めてから2か月弱。書き溜めてきた記事の数は30を超えました。おかげさまで多くの読者の方にも恵まれました。
ありがとうございます😊
改めて初心を振り返りながら、会社をやめて農家になる決断をした3つの理由をお伝えしようと思います。
①自分たちらしい暮らしを
一番の理由は、「会社員より自営業のほうがいい」。そう考えたからです。
以前、仕事の都合で小さな村に暮らしていたとき、田舎のスローライフを満喫していました。庭の家庭菜園でとれた野菜をおいしくいただき、魚釣りや山歩きを気ままに楽しんでいました。
しかし、辞令は突然にやってきます。
情け容赦のない転勤のため、そんな幸せな日々には終止符が打たれました。
わたしは自他ともに認める仕事大好き人間でした。
でも、、、、「このまま定年まで我慢するんだろうか」。ふと、そんな疑問がよぎりました。
子どもが急激に減り、現役世代が少なくなる中、定年の延長は避けて通れません。おそらく30歳のわたしが会社に残った場合、一体いつまで働くんだろう…
70歳?…はたまた、75歳?
結局のところ、「人生の大半を会社に捧げるなんてイヤだ」という結論に至りました。
②時間の使い方は自分次第
収入面はどうでしょう。会社員である限り、普通に仕事をこなしていれば、毎月決まった日にお給料が振り込まれます。
わたしの場合、労働時間がめちゃくちゃに長いおかげで(?)お給料自体は恵まれていました。
自営業=農家になれば自分でお金を稼がない限り、口座の残高は減る一方です。就農に向けた研修の間は、完全に収入が途絶えます。国の補助金をもらえば最低限の生活費は得られますが、極貧生活に突入することは目に見えています。
わたしが良くても、妻が首を縦に振らなければそれまでです。生活の安定を捨て、農業にチャレンジしてみることについて話を持ち掛けてみました。
結果、大喜びでした(笑)もともと、家庭菜園で野菜をつくるのが好きだった妻。
「果樹園で働けるなんて…」と、ニヤニヤしています。
単純な人間でよかったです。
さらに、収入についてはこんな見方もできます。「そこまで稼がなくてもいいから勤務時間を減らしたい」。 そう思ってもわがままを聞いてもらえないのが会社員の実情だと思います。なんなら、本人の能力が高いほど、仕事は増えます。
ところが自営業の場合、どのくらい働き、どのくらい稼ぐかを自分で決められるわけです。生活スタイルに加え、仕事の裁量も自分にある。これもまた、忘れてはならない大切なポイントだと思います。
③三十路で迎えた新しい時代
さて、これまでいろいろと理屈をこねてきましたが、人生を左右する大きな決断をできた理由がもうひとつあります。
それは、令和元年という記念すべき年に三十路を迎えたこと。なにか、いいことがある予感しかしません(笑)いま決断しないと、ぜったい後悔するという気さえします。
これは直観的なものですが、実際のところ30歳になってから今まで考えなかったことを考えるようになりました。
それは、10年後の自分が何をしていたいかということ。20代の頃は、40歳の自分を想像したことなんて一度もありませんでした。
ところが30歳になり、にわかに現実味を帯びてきました。このまま会社に残るのか…大きく舵を切って新規就農の道に踏み出すか…圧倒的に後者のほうがワクワクします!
自分の心の声に素直になるのが一番です。最終的には、ほとんど迷うことなく農家への転身を決めたのでした。
お読みいただき、ありがとうございました😊
「会社やめちゃいましたシリーズ」では、会社をやめて新規就農することを決意するまでの経緯を紹介しています:《会社やめちゃいました》 カテゴリーの記事一覧 - しょぼい農業で生きていく
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